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地鮎♪パートⅡ


!  ハイレベルになってきました^^;伸び悩んでおります。いろんな方に見ていただきたい♪そんな想いにどうか一つお力を~mm


川魚というのは苦手な方も多く、好き嫌いの差がある食材だと思います。。
しかしながら、本物を最高のタイミングで食したとき、その概念は少なくとも変わります^^。



先日ご紹介した『九頭竜水系 地鮎』に引き続き、また大鮎が手に入ったもので^^;。。。

たまたま、夏休みという事で福井にやってきた実の兄(笑)が大鮎持参です^^。
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紀ノ川源流、吉野川のさらに源流『高見川』産地鮎♪です^^。

正直、お国自慢ではございませんが^^;水質は恥ずかしいくらいの最高です(笑)。
ホントに山だけに囲まれた秘境のようなところですから^^;水を汚すものなんて何も無いのです!一言でいうと『山から滴ってきたトコ!!』みたいな感じです^^。
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しかしながら、この鮎たちも天然遡上ではありません。
さすがに海から数百キロ離れた川までは上がってこれません。。
初春の頃に琵琶湖などで取れた湖産や海産の稚鮎を釣りの為に稚魚放流するのです。
しかしながら、育つ環境は抜群で^^山かわ湧き出る冷たい水とその水コケを食む(ハムと読みます)で育った鮎は「天然」と呼ぶに値すると思っています^^。
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鮎の独特な西瓜のような甘い香りは水苔(みずごけ)、川海苔を食べて育つからだと言われています。ゆえに『香魚』と呼ばれたりするのです^^

梅雨時期の解禁より、釣りのターゲットとなりながらも生きながらえた鮎もお盆が過ぎる頃、お腹に子を持った鮎たちは一気に川を下ろうとします。DNAに埋め込まれた自然の摂理なのでしょう。。
とても数百キロ離れた海まで生きて到達する事は出来ないのに。。。。

その「落ち鮎」を供養の意味も兼ねて、網により一網打尽にします。
これが「網いれ」と呼ばれる一種の漁業です。
川の上流と下流に網を張り、その間に人が潜って特殊な道具で引っかけます。
こうして全ての鮎を獲り尽くすことにより、海に行くまでに死んでしまう鮎も供養されているように思います^^。


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そんな山奥で取れた鮎が「高見川 地鮎」です^^
先日のこのあたり(福井県)の鮎とは少し、色も形も違います。
流れの速い小さな河川で育つため、ヒレや尻尾が発達し黄色も濃くなるそうです。



さすがに「落ち鮎」ともなるとお腹に卵を持つため、火の入りが悪く、「化粧塩」をしないと各部が焦げてしまいます^^(笑)
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炭火で焼く事が出来なかったのが残念ですが・・・こちらは『まかない♪』で美味しく頂きました^^
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大きすぎるのも微妙なところなのですが^^;時期ごとにまた違う味が楽しめる『通』にはたまらない一品です♪




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by grandiahousen | 2008-08-28 09:06 | 板前日記♪
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